大昔のライオン氷の中に

ロシアシベリアの永久凍土から1万年前に絶滅した「ホラアナライオン」が新たに発見されたと、ロシアと日本の共同チームが発表しました。新たに見つかったホラアナライオンは子どもで、今年の9月に氷漬けの状態で発見されました。2015年に同じくシベリアの永久凍土からホラアナライオンの子ども2頭が同じく氷漬けの状態で既に発見されています。

ホラアナライオンはライオンの仲間と考えられて、数万年前にユーラシア大陸や北アメリカ大陸に分布していました。マンモスを食べていたと考えられ、頂点捕食者だったそうです。骨の化石は発見されていましたが、完全な姿ではこの3頭のみです。2015年に発見された2頭について調べたところ、5万年、もしくはそれよりも前に、生後わずか1ヶ月で死んだ個体とみられるようです。新たに発見された個体についても調査が行われると思われます。調査結果によっては、ホラアナライオンの生態について明らかになる部分もあるでしょう。

氷漬けされていた絶滅動物と言えば、マンモスを思い浮かべる方もいらっしゃるかも知れません。氷漬けのマンモスもシベリアで発見されています。ホラアナライオンがマンモスを本当に食べていたとするならば、これも何かの縁なのでしょうか。大昔の食物連鎖の一端を今に伝えるのかも知れません。

ホラアナライオンは今回発見されたものを含め、3頭になります。3頭は何万年という長い間、地中に冷凍保存されていた形になります。生存していた大昔の姿を今に伝える、その役をこの3頭は担ったのでしょうか。